小原流許状授与式 [日々のこと]
先日5月14日、神戸御影にあります小原流家元会館にて、1級家元教授の許状授与式に参加して参りました。
新緑の中、盛花記念館の前で、5世家元小原宏貴氏から許状をいただき、
ここまで小原流のいけばなを続けてこれた感謝の思いと、
ここからが新たな出発、スタートラインに立てた喜びに胸がいっぱいになりました。
5世家元小原宏貴氏と今まで家元代行としてご活躍されていらした最高顧問小原雅子様。
今年大学をご卒業され本格的に華道家として、活動される5世家元の凛々しい姿に
小原雅子様も、感無量だった事と思います。
展示花
花を活ける、
花を生かすために活け、
そして、今の自分に向かい合う。
苦しくて苦しくて逃げ出したい時、誰かに気づいてもらいたくて、自分の存在を認めてほしくて、
必死なときがありました(ずーと昔、もっともっと若い頃ですが^^)
小さな駅の片隅に駅長さんがテーブルを用意して下さり、
そこに1週間に1度ボランティアでお花を活け続けました。
名前は出さず、静かになった夜に、誰にも気づかれないような時間に活けていました。
それは誰かの為でなく、私自身の為だったと今だからそう思えます。
それでも私の活けたお花を見てくださる方がいるのかなぁと、
遠くからあやしく見ていた事もありました。
そこにお花があるだけで、会話が弾み。
和やかになり。
お花の力は凄い!と改めて感じました。
自分のことを上手く伝えられなくて、表現できなくて、いろんなことに頭をゴツゴツぶつけてきた人生。
私自身を認めてもらうより、私の活けたお花や、お仕事で作らせていただくアレンジや花束。
その花たちが、みんなに喜んでもらえる事、
それが私の喜びにつながる事と気づいた時、
花の存在の大きさに気づきました。
本当にまだまだ未熟物なんです。
だめな所だらけなんです。
ただ、今よりもっと上手くなりたい。
自分の幅を広げたいという気持ちでお花を習い続けています。
自分で言うのもなんですが。。
遊ぶときは思いっきり遊びます。
仕事するときも死にそうなぐらいお仕事します。
だから学ぶ事に対しても貪欲になろうと思います。
これからも温かい目で見守ってやってください。
斎花という花屋、そして戸田という人を。
宜しくお願いします。